2018年7月13日金曜日

雨沢峠20分切りトレーニング 【池田山編】





こんにちは。
7/10は、岐阜県にある実家からスタートして池田山に上ってきました。
見事に限界突破をすることができ、少しだけ殻を破ることができたのではないかと思います。
コース詳細は(いつも通り)東海ヒルクライム道五十三次様から引用させていただきました。

○ストラバ情報
区間:池田山(パラグライダ離陸場の分岐まで)
距離:8.5㎞
高低:726m
勾配:8.5%
等級:1級山岳

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池田山は物心ついたころからは毎日見ていたレベルの身近な山です。
車で上ったことはあったので、いつかロードバイクで…と思いつつも行く機会に恵まれませんでした。


その理由としては
①ブログ等で見ている限りレベルが高そう
②そもそも実家を出てからロードバイクに乗り始めた


現在ヒルクライムを強化中であり、実家に顔を出せるタイミングも一致して今回のライドに至ります。



当日は7:00に起床しました。(本当は4:30予定。おー…)

しかし気を取り直し、とりあえず実家に向けて出発します。
車を運転しながら本日走るコース変更をどうしようかなと考えます。

当初の予定は池田山→徳山ダム→谷汲山華厳時を考えていましたが、150㎞となるので今からだと時間的に厳しいです。

結論:とりあえず走りながら考えようといういつも通りテキトーな感じです。笑


岐阜県海津市にある木曾三川公園。大雨の影響で長良川は泥水状態


9:30頃に実家に到着し準備をして、10:00に出発します。
実家周辺の景色がどんどん変化していくのは寂しいですが、実家を離れて7年程経過したこともあり私自身の変化と重ねてしまいます。


主要な県道でも交通量が愛知に比べると少なく、自転車にとって走りやすい環境です。
また、知っている地域でも自転車だと雰囲気の感じ方が違います。

大野町を通過。根尾川は中学生の時に魚とりして遊んでました。
今回岐阜県の市町村制覇も進行してます。


木曽、長良、揖斐川は岐阜を代表する大型河川。

橋のアップダウン以外は平坦ですが、池田町に入った辺りから緩やかに上り基調の道になっていきます。

近くづくにつれ池田山のとんでもなさが分かります。
明らかに三ヶ根山や雨沢峠とは違います。大多賀峠はスタート地点で全貌が分からないので視覚的なプレッシャーはあまり感じませんでした。

 『これから自転車で上る』というフィルターがかかると、見慣れていたはずの山の雰囲気も全く違います。

雲のかかり方的にもクライマックス感が漂う山。それが池田山


天候も少し不安でしたが、スタート地点そばの道の駅に着くころには快晴です。
道の駅を少しだけ散策して休憩したらスタート地点に移動です。
温泉がすぐそばなので、観光バスが何台かいました。

道の駅 池田温泉。暑いので足湯は浸かりません。



スタート地点は信号のある交差点すぐの電柱だそうです。
今回はタイムトライアルよりはトレーニング目的なので、とりあえず発進します。

池田温泉入口。1050万人来場!って書いてありました。

温泉施設の建物を過ぎたあたりは想定内の傾斜でした。
しかし歩いている人の腰にクマよけの鈴を発見し、少々不安を感じさせます。

幸いクマには会うことはありませんでしたが、鹿とタヌキは実際に遭遇しました。
あと大量のトカゲも。(失速しているときは足音が良く聞こえました笑)

あとで父親に聞くところによると、やはり池田山にはクマが出現するということですので、これから行かれる方はどうぞご注意ください。




登山道入り口の分岐辺りから洗礼が始まります。
前情報を超えるインパクトです。




もはやオフロード状態
他の方のブログで序盤の路面状態がよろしくないという情報は得ていたものの、斜度と合わせて大きな負担となりました。
更に雨によって路面が濡れておりスリップも数回発生し、特に日陰は注意が必要でした。


平均勾配8.5%に路面の凹凸も加わることで二ノ瀬の一番キツイ箇所がずっと続くような感覚でした。
路面が悪いのは最初の1kmほどで、しばらくすると路面がきちんと舗装されているようになり一安心ですが、傾斜は手加減なしです。

ごくわずかに傾斜が緩やかになったり、下っていたりする箇所がありましたが、
「あそこまで走ったら少し楽になれる」という期待はことどとく打ち砕かれます。



脚に徐々に借金がたまっていくのを感じ、序盤ですでにヤバい感覚。
しかし限界突破してこそトレーニングなので、行けるところまで行こうと。


結局3.5km地点、5km地点、7km地点の3回足をつくことになりました。

初回ということもありペース配分がうまくできなかったのも一因ですが、私の実力ではこれが現実ということです。

まだまだ努力を重ねたいと思います。


余裕がなくて写真は取れませんでしたが、上ほうに行くと見える景色が素晴らしく、テンションだけは上がります。
大垣と垂井の境にある金生山なども、同じ山脈なので良く見えました。





そして、何とかゴールです。
実は事前にゴール地点に関しては「ハングライダーの場所」というくらいの認識しかなく、一度は通り過ぎてしまいました。

1km近く余分に走り、距離的におかしいと気づいて戻りました。笑
トレーニング的には良かったのですが、そのままどこかに行ってしまう危険をギリギリ回避です

タイムは49分30秒です。
しかし脚をついて休憩していた時間が合計で10分ほどありますので参考記録です。

池田山からの絶景を楽しみます。
昼間に来たのは20年ぶりくらいでしょうか。

正直こんなに素敵な風景だとは思っていませんでした。




少しだけ感慨に浸りながら、時間を見るとちょうど12:00になる所でした。

さてさてどうしたものかと。ここから徳山ダムは片道で50㎞近くあるので現実的ではないと。
かといって、華厳寺だけにいっても…


そこで閃きます。


そうだ。もう一度池田山に上ろう
完全にアホだなと思いましたが、時間を有効活用するために今日はヒルクライムに特化しようという考えです。
谷汲方面もそれなりに上りはあるのですが、迷った時は厳しそうな方を選んだほうが面白いし、得られるモノも大きいはずです。

決めたらすぐに行動です。

山を下っていく途中に水を汲める場所があったので頂きます。



ボトルは既に空になってました


道の駅で昼食をとることも考えましたが、観光の人達も大勢いたのでコンビニへ移動します。
スタート地点から1km圏内にはサークルKとローソンがあります。自走の場合はそこで補給を済ませると良いかと。


チルドタイプの親子丼とコカ・コーラ

30分ほど休憩をして、13時20分に再度スタート地点へ。
コンビニを出た時点で予想以上に体にダメージとして残っていることに気づきますが、望むところです。

また戻ってまいりました。

1本目が本当にしんどくて、全く歯が立たないのも少しトラウマになりかけましたが、覚悟を決めてスタートします。

1本目でコース全体の特徴と部分的なレイアウトも感じ取ることができたので、2本目はクレバーに走ることができました。
2回目も結局2度足をつくことになりますが、体力残量の低下を考慮すれば上出来だと思います。

『情報の大切さ』を実感し、以下の2つのことを学びました。

・コーナーで大外を通ると負担は軽減される

→知識が経験に変わりました。全体的な負担は軽減されるのを実感。
タイムとのトレードオフになるので、使いどころは限定的。

・前乗りの有効性

→鼠径部をサドルの先端に乗せると、ペダリングに体重を使用しやすくなる。というかこれまでヒルクライムではロスが発生していたのだと思います。
前乗りしやすいサドルの買い替えを含め、もう少しポジションの研究してみます。



2本目も非常に辛いヒルクライムになりましたが、全ては雨沢峠20分切りのためです。
これほどの斜度と長さは雨沢にはないので、今回の経験は必ず活かされるはずです。

なんとか2本目もゴールすることができました。
タイムは今回も参考記録ですが、47分11秒でしたので2分短縮です。


景色を見たら、達成感で疲れは吹き飛びました。






今回2回上った池田山の感想としては、
・路面状況もあり、序盤で体力を必要以上に消費することに注意
・手を抜く(回復できる)坂が極端に少ない
・そもそもの山のレベル感が、これまで経験した山より高い
→そんな山が実家の近くにあったのだから、灯台下暗しと言わずにはいられません。



山では気持ち良い風が吹いていましたが、帰りの道中が酷暑でした。

36℃ !!!!

15:30頃に実家についてこの日のライド終了です。

夜景スポットとして有名な池田山でしたが、ロードバイクでもとても楽しめるスポットでした。1日に2回上ったことが体力だけでなく、メンタル的にも経験を積むことができたと思います。

近いうちに雨沢峠に行き、ここまでの成果を確かめたいと思います。
その上で今後のスケジュールも組みます。

久しぶりにアプリ起動状態で走行。電池減りが酷い。
ケイデンスセンサーが作動していませんでした。

綺麗なお椀型。



後半戦の走行データ。


3月に長浜市に行った以来の実家を起点としたライドでした。
土地勘にも優れているので、トレーニング抜きにしてもまた訪れます。



いやー、短かったですが刺激のあるライドでした。


という訳で、今回の記事はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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