2018年5月21日月曜日

GWといえばビワイチ 後編

今回の記事がビワイチのラストです。
前回は琵琶湖大橋の手前まで書きました。



琵琶湖大橋のそばにある道の駅を出発する段階で、気になるほどではないですが少し雨が降ってきて、風も強くなってきました。

琵琶湖大橋の上に行くと案の定、横からの強風が。
前を走る方もフラついており、残念ながら景色を見ている余裕はなく一瞬チラ見したくらいでした。景色的な感想はなく、風の強さだけが印象に残りました。

橋を下るとすぐにピエリ守山を通ります。
数年前に廃墟モール的な感じでネットで有名になっていましたが、外から見ているだけでは至って普通のショッピングモールという感じでした。

このあたりから、歩道がサイクリングロードのようになっており、車止めが所々にあるので先行者のハンドサインは見逃せません。
この時は全体の第二集団におり、第一集団は100mから200mくらい前に見えています。

そのまま35㎞/hくらいで数キロ走り、申し訳ないと思い先頭交代を申し出をして前にでます。
脚は温存で来ていたので、スムーズに出れたと思います。



しかし、すぐに気づきます。
何かがおかしい。



えー。
すぐ後ろには誰もいません。



先頭交代のつもりが、(意図せず)アタックになってしまったようです。



とりあえず後ろを数回チラチラ見ながら様子を伺い、ペースも調整します。
200mくらい走りましたが、間が縮まる感じもなく、しかしズルズルと後ろに下がるのもカッコ悪いと考えたので腹を決めました。



単独で前を目指そう。と


普段だと35㎞/hくらいをキープすると、まぁまぁ頑張らないといけませんが、この時は足が温存されていたことと、テンションが高いので全く辛さを感じませんでした。


追いつくまでにそんなに長く走った記憶はありませんが、いかんせん興奮状態だったこともあり、気づいたら先頭集団にいました。


そのまま最後の休憩ポイントの『長命ずいかくの湯』に到着です。
数分後に第二集団が到着し、急に飛び出してしまったことを謝罪しましたが特に気にしてない様子で一安心。気にしすぎ?

ここからアップダウンのあるコースとなり、レースっぽい雰囲気になるということを耳に挟みます。

これから本気の走りをするのに、さすがに先ほどのコロッケだけでは空腹を感じたので、とりあえず自販でエナジージムを購入します。当然それだけでは足りませんが手持ちの補給食は既にありません。

しかし!
ここでサポートカーに貴重品とともにカロリーメイトを入れたのを思い出し、急いで
取りに行きます。

ありがとう。朝の自分!!!


その後店長さんから出発のアナウンスがあり、
「ここから足を使い切りたい人は、どうぞ前の方に来てください。」と言われたので
当然ですが前に出ます。(少し成長しました)


独特の緊張感を感じながら再スタートです。
スタートして早速上りが始まり、とりあえずペースが同じくらいの人の後ろにつきます。

(斜度、距離が全く分からないので)ペース的な不安を感じながらも徐々に前の方に出ていき、ハイテンション状態で単独で走っていると、後ろからもの凄いスピードで抜いてきた2人組が。



チームで参加している方たちでした。



単独で走るのもつまらないので、すぐ反応し後ろにつきました。
相手のペースが少し落ちたところで、前に出ますが100mも走らないくらいで抜き返されます。
そして次の上りで抜き返しますが、あまりの楽しさに笑みがこぼれるほどでした。
そんなことを何回か繰り返し、この時が自転車に乗り始めて一番楽しい時間です。


そうして、国民休暇村の前にさしかかるときでした。
一台の車が駐車場から出てきたので、安全を考慮してペースダウンし車間をとります。

楽しかったので正直残念でした。
しかし公道を走らせてもらっていることを忘れてはいけません。あそこで高速走行を続行していたら確実に「ロードバイク乗り」に対して悪い印象を持つことになったでしょう。


車を見送った後、仕切り直しとなりました。
一度切れた集中力とスピードを立て直すのは難しかったのですが足は残っていたので仕掛け、前に出ます。

そこが最後の坂でしたが、レイアウトが分からなかったので気づいたらファミマの前にいました。



ファミマではすでに何人か待っていました。
合流し、ゆったりしたペースでゴール付近まで向かいます。

そこで、先ほどまで競い合っていた方と「私は初めてのロングライド」「秋にもニコーのイベントがある」という内容の会話をします。
競いあった時間が精神的な距離を一気に縮めたと感じられました。
陸上やっていた時もそうだけど、高レベルでの体験の共有ができることがスポーツの良いところですね。




ゴール前、ラストの信号を渡ると、運営の方に「ここから道幅が広くなるので、最後のボーナスステージです。」と言われます。
そこから徐々に集団の雰囲気が明らかに変わり、速度も自然に40㎞/hを超えてきました。

一人が飛びだし、それを追いかけたりスルーしたり。
みんながアタックをかけ合い、私も先頭に食らいついていきます。

この段階でも、どこがゴールか分からずに走るので不安はありましたが、イケるところまで行ってダメなら潰れるだけだと開き直っていたのですが、すでに速度は50㎞/hを超えています。

そんな中、緩やかな上り坂が始まり、周囲の景色からもスタート地点の公園はもうすぐそこだと理解をしました。

しかし、


そこで地力や駆け引きの差で、一気に引き離されていきました。
ケイデンスを維持して何とか踏ん張りましたがそこまででした。そもそもの実力差を大きく感じさせられる瞬間でしたね。



はっきりした順位は分かりませんが、10番以内ではゴールしたと思います。
実業団で走っているような人たちと一緒に走ることができたのは良い経験でした。
150㎞超走って、このアベレージは一人では厳しいものだったので改めて集団の力を考えさせられますね。



ゴールして、みんなで集合写真を撮って解散です。
先日ポジション調整をしていただいた店員さんに挨拶をして、渋滞回避のために急いで帰路につきました。



この1日を通じて、一人では体験できない楽しさを感じることができ、ニコー製作所や参加者のみなさんには大感謝です。
好きなことを思い切り楽しめる場というのは、何より大切で貴重な場ですね。

同時に運営のありがたさについても感じました。行く先々で写真撮影や案内をしてくれました。将来的には自分も何かイベントなどを運営に携わることで、みんなの「楽しい」をつくりたいなと考えました。

まずはこのブログを通じて、自転車に乗ることの楽しみや情報を発信していく場を提供していきたいと思います。


という訳で、今回はここまでです。最後までありがとうございました。

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